自動車ローンを組むときに必ず検討すべきこと3つ
新しい車を購入したいけれども、銀行口座や手持ちのお金を枯渇させたくない…という場合は、ローンを組むのが一番の方法だ。自動車ローンを組んで、数ヶ月、数年かけて返済することで、日々の生活費を支払うために十分な現金を手元に残しつつ、欲しかった車で運転することができるのだ。
しかし、自動車ローンは、お金を借りて徐々に返済していけばいい、というほど単純な仕組みではない。期間、金利、手数料などといったローン条件はすべて、取引にかかる総費用に大きく影響する。
たくさんあるローン条件に細心の注意を払うことで、ローンを返済する際に数十万とは言わないまでも、数万円の節約にはなるだろう。さらに、一番のお値打ち価格を叩き出し、ローン期間中の出費を抑えるために、さまざまな戦略を用いることも可能だ。では具体的に、自動車ローンはどのように機能するのか?そして、どうすれば契約時に最も良心的な価格を得られるのか?以下では、自動車ローンを組む際に検討すべき項目について見ていこう。
自分に適したローン条件を見極める
金利や期間など、自動車ローンの条件は、手続きを進める上で非常に重要なポイントとなる。複数の金融機関に問い合わせて、どの金融機関の金利が一番高いかを確認するとよいだろう。金利は借入元本に対する割合として計算され、毎月の支払いに含まれる。自動車ローンの金利によっては、数万または数十万円を節約できる場合もあれば、損する場合もあるので、色々な金融機関を回ってみるべきだろう。
また期間について、自動車ローンには短期と長期があるが、それぞれに利点と欠点があるので、どちらが最適かを決めるのは自分次第だ。自分にとって適したローン条件とは、予算や好み、どのような経済状況にあるかによって決まる。
頭金を入れる
自動車ローンの頭金を支払うと、その後の毎月の支払いが少なくなるだけでなく、より良い条件で借りられる可能性がある。専門家の中には、総額の20%を頭金として払うことを勧める人もいるが、どのような金額でも構わない。ただ、貸し手に自分の経済的安定を示すことができるのは確かだ。
また、頭金を支払うことで、自動車ローンで借金をしてしまうという最悪な事態を防げる。自動車は、不動産などと異なり、ローンで借りている金額よりも低い金額へと価値が下がることがしばしばある。この価値の低下は、ローンを組んでいる人にとって財政的に危険となり、なんとしてでも回避する必要がある。
中古車の購入を検討する
毎月のやりくりが苦しくなったり、ローンの支払いが遅れたりしたくないのであれば、自動車ローンの支払いは月収の10~15%程度にとどめるのがベストだ。特に新車は、購入からたったの1年で平均20%減価するため、中古車を検討してみてもいいかもしれない。中古車市場にはお金をより節約できるオプションであふれている。
また現在では、自動車の品質と技術は過去最高のレベルにあるので、新車の代わりに中古車を購入することで、信頼性やメンテナンスの心配など、過去の問題を回避することができるだろう。中古車の探し方としては、全国の優良な中古車をホームページで多数紹介しているサイトなどをチェックしてみよう。中には、150項目にもおよぶ点検や無料のオートレポートなど、有益な情報やサービスを提供しているサイトもある。